コーキング打ち替えの撤去時のコツ

コーキング打ち替えの撤去時に実はコツがあるのをご存じでしょうか?そもそもコーキングとは何ですか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明すると、窯業系のサイディングを採用している外壁は、サイディングとサイディングのつなぎ目に「ゴム」があります。そのゴムが「コーキング」と呼ばれるものです。そのコーキングについて詳しくはこちらをご覧ください。

https://genesisjapan.co.jp/cms/%e3%80%8c%e6%9c%80%e4%bd%8e%e9%99%90%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e7%9f%a5%e8%ad%98%e3%80%8d/

今回は技術的な内容となりますが、コーキングの撤去にもただ撤去するわけではなく、撤去する際に注意して撤去をしないと後に施工不良が起きてしまったり、100%コーキングが充てんされなかったりと問題も発生してしまいます。また、職人さんの作業が遅いとお客様にもご迷惑をおかけしてしまいますし、予定していた作業がずれ込んでしまうと、時間に追い込まれて雑な作業になってしまい②、つまらないミスにも繋がります。なので、このブログを見て少しでも参考にして下さればと思います。また、DIYをされる方は自己責任になりますのでご注意ください。

コーキング撤去に使う道具紹介
コーキングを撤去する際に使う道具の代表的な3つをご紹介します。

・カッター…コーキングを切るため
・ラジオペンチ…切ったコーキングを掴むため
・ヘラ…裏側に張り付いてしまったコーキングを剥がすため

そのほかにもインパクトドライバーを用いたコーキングカッターなどもありますが、賛否両論があるのでこちらではご紹介しません。また、ヘラに関しては専用品になるので、ヘラが無い時はマイナスドライバーでも構いません(太さ5~8ミリほどが良い)


コーキング切る時のコツ①
コーキングに刃を入れるときは少し角度(25~30度)を付けて、板に添わせるようにして切り込んでいきます。
そうすればコーキングを残さず、きれいに剥がす事ができます。コーキングが残ってしまうと、コーキング不良が起きてしまい、その部分だけ剥がれてしまったり、変色を起こしてしまったりと劣化のスピードを早めてしまう事にもなります。


コーキング切る時のコツ②
コーキングに刃を入れる際の、刃の出し具合です。短く出してしまえば十分に撤去ができず、コーキングが残ってしまいます。逆に長く出してしまうと、「ジョイナー」と呼ばれる板と板を繋げている隙間に刃が挟まってしまい、切りづらくなってしまいます。なので、適正な長さとしては約1cmほどがベストです。(家の構造によってはコーキングの深さが変わりますので、あくまで目安です)

コーキング切る時のコツ③
コーキングに刃を入れるときは基本的には1発で切ることです。何度も刃を入れた方が良いとおっしゃる方もいると思いますが、逆に何度も刃を入れてしまうとバリ(コーキングの残材)が残ってしまい、再度きれいに剥がさないといけなくなってきます。効率も悪くなりますし、作業の負担も大きくなるので、1発できれいに剥がすことを意識した方が良いと思います。


今回はザックリと文章で説明させて頂きましたが、詳しくはこちらの動画で解説しておりますので、ぜひ参考にしていてください!
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