ヒビ割れにも対応できる無機塗料”ムガゼロ”とは?

現在、八王子市で外壁塗装を検討している方で、色んな業者からお見積りを取られるかと思います。

「どこの業者にしよう…」

「せっかくやるなら機能性が充実した良い塗料にしよう…」

「次の塗装まで長く保てる塗料が良いなぁ」

そういったことを思われますよね。

見積もりを取った際に、基本的には2~3種類ほど使う塗料を用意していると思います。メーカーや種類が書いていない・表記されてない見積書はまず、依頼するのはやめておきましょう。表記されている塗料の種類にウレタン、シリコン、フッ素などが書いてあるかと思います。安い塗料から高額な塗料、成分や種類もバラバラ、メーカーもバラバラで困惑すると思います。

なにが良いか?どのメーカーが良いか?塗装で失敗したくない方に、今回は【無機塗料】について解説したいと思います。

無機塗料とは?
ここ近年の技術の発展により、塗料メーカーも高機能・高耐久の塗料を開発してきました。以前、ブログで話した「ラジカル制御型塗料」もそのうちの一つですが、ラジカル制御型塗料とは別で無機塗料という種類の塗料があります。この無機塗料は高価な塗料ではありますが、高耐久・高耐候性に優れた塗料となります。塗料のランクで言えばフッ素よりも上と言われており、実際に無機塗料で塗装してから10年経過した建物でも光沢を維持しているほど、実績のある塗料と言えます。(地域や場所によって劣化状況は異なります)

そもそも塗料には有機塗料と無機塗料の2種類があります。有機塗料とは、ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂成分を用いたのが有機塗料になり、一般的な塗料と称されます。有機物は紫外線により樹脂が傷んでしまうため、変色や色褪せなどの劣化症状が起こす原因とされます。

一方、無機塗料には無機物(ガラスや石などの成分)が含まれているため、紫外線による劣化症状が起こりにくく、有機塗料と比べて長期的に美観を保つことができます。しかしながら、正確には100%無機物で作られているわけではありません。無機物自体、強度はありますが非常に硬く、粘着性が無いため塗装した箇所と密着することができません。そのため、樹脂などの有機物を配合し粘着・密着性を高めているので、実際は「無機有機ハイブリッド塗料」が呼ぶ方が正しいです。

無機塗料のメリット・デメリット

無機塗料には様々なメリット・デメリットがあります。お住いの建物の状況に応じて向き・不向きがありますので、ぜひ知っておいて下さい!

メリット
◆耐候性に優れている
無機物が主成分であるため、紫外線や雨による劣化の影響が少なく、変色や変形などが起こりにくいので、長期的に美観を維持することができます。

◆耐汚性
無機塗料には防カビ性・防藻性などの耐汚性に非常に優れています。それはカビやコケなどが栄養分となる有機物の量が少ないためです。特に日当たりが悪い場所や通気しにくい場所などはカビやコケが繁殖しやすいので、そうしたお悩みをお持ちの方には適しています。

◆セルフクリーニング・静電気を発生させにくい
無機塗料には、ほこりなどの汚れが付きにくいのも特徴です。これは静電気を発せしにくい性質を持っているからです。そして汚れが付いたとしても、水を馴染ませる性質(親水性)が非常に優れているため、雨水等で汚れを洗い流すセルフクリーニングも特徴です。

◆燃えにくい
無機塗料は鉱物であるため燃えにくい特徴もあります。100%無機物で作られているわけでは無いので全く燃えないではありませんが、有機塗料と比べれば耐火性に優れています。
デメリット
◆ヒビ割れ
無機塗料は柔軟性が無く、硬い塗膜で形成されるため、外壁にヒビ割れが生じてしまうと一緒に塗膜も割れてしまう傾向にあります。そのため、外壁にヒビが生じている・生じやすい外壁には不向きの塗料と言えます。

◆価格が高い
無機塗料は一般のシリコンやフッ素塗料に比べて、高額な塗料になります。その分、塗料メーカー・環境によっては異なりますが、耐用年数も20年前後と長期的に考えれば塗装回数も減らせることができますので、コストパフォーマンスは高いと言えます。

◆艶消しができない
無機塗料は基本的に艶消しができません。どの塗料メーカーも艶消しは無く、3~5分艶までになります。艶があると安っぽい・反射してまぶしいと思われる方もいます。しかし、艶が無い分耐久性が著しく低下してしまうので、現状では無機塗料は艶がありのみとなります。

◆再塗装が難しく、塗れない素材もある
無機塗料は汚れにくい・汚れが付着しにくいメリットを挙げましたが、実はデメリットでもあります。これは再塗装する際に、旧塗膜と新しい塗膜がうまく密着せずに剥がれてしまうケースがあるからです。また、木製やガルバリウムなど収縮性があるものに無機塗料で塗装する際も、塗膜が硬く、収縮する動きに追従できないため無機塗料で塗装することができません。
その他大切なこと
◆下処理の徹底
無機塗料に限らず、屋根や外壁塗装をする際の下処理は欠かせません。洗浄作業から下地処理・塗料の希釈量や攪拌時間・塗装後の乾燥時間など、どれかひとつでも手を抜けば、塗膜が剥がれる確率は上がります。
◆職人の技術・経験
これも無機塗料に限った話ではありませんが、塗装職人の技術で仕上がりや長持ち具合は変わってきます。どんな塗料でも一定の膜厚で塗装することが大切ですし、一定の膜厚があるからこそ、本来の塗料の機能が発揮されます。無機塗料も近年出てきた歴史の浅い塗料ですので、経験が豊富で熟練の塗装職人に施工をしていただくのがベストです。

無機塗料のデメリットを克服した塗料が発売!その名も【ムガゼロ】

長年、無機塗料のデメリットで施主・施工者を悩ませてきました。高い塗装代を払ってまで仕上がった建物も、ヒビ割れが起きてしまった…塗装できない部分は仕方なく有機塗料で仕上げた…といったことがあったため、あまりおすすめできない塗料という概念がありました。しかし、ヒビ割れや塗れない素材がある無機塗料のデメリットを克服した塗料があります!それは塗料メーカーであるプレマテックス社から発売した【ムガゼロ】という塗料です。

この塗料は無機塗料でありながら、従来の無機塗料で塗装が不可能であったコーキング上部にも、優れた追従性を持ち合わせており、コーキング上部への塗装が可能となります。つまり、ヒビ割れを起こしにくい無機塗料なのです。そして、この塗料で塗装できる素材は窯業系のサイディングはもちろん、モルタル・セメント壁にスレート・金属屋根・鉄部・木部・FRP などの樹脂にも幅広く対応しているので、屋根・外壁・付帯と建物まるごと無機塗料で塗装することができます!

また、このムガゼロは一般のホームセンターやネットなどには無く、加盟店に加入している業者のみが使える限ら
れた塗料となります。そして、八王子市でこの塗料を扱っているのはジェネシスジャパン1社のみです。

まとめ

今回ご紹介したムガゼロは無機塗料のデメリットであるコーキングのヒビ割れを抑制するだけでなく、各種部材に幅広く塗装ができます。外壁塗装でお悩みの方・無機塗料で外壁塗装を失敗しないためにも納得・満足のいくような外壁塗装にしていきましょう!YouTube でもムガゼロについて解説した動画がありますので、ぜひご覧ください!

ではまた!


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