本記事では、大規模修繕工事の基礎的な知識や工事内容、主な流れについて分かりやすく紹介していきます。今後、大規模修繕を検討しているオーナーさんはぜひ参考にしていただけたら幸いです!
そもそも大規模修繕工事ってなに?基礎的な知識を紹介!
「そもそも大規模修繕工事ってどんなものか分からない」という方もいると思いますので、説明していきます。
大規模修繕工事とは、建物年数の経過によって起こる劣化を防ぐ工事です。国土交通省では「より快適にするための工事・機能性を向上させる工事」と位置づけています!
国土交通省のガイドラインの詳細については下記の通りになります。
➡【国土交通省ガイドライン】
一般的な周期は10年から15年といわれていますが、状況に応じて8年程で大規模修繕工事を行う必要もあります。
また、大規模修繕を行ううえで「修繕」と「改修」が混合されがちなので説明していきます。「修繕」は以前の建物の良さを活かしつつ、機能面や性能面の維持を目的とした工事に対して、「改修」は機能面だけではなく全体の性能面や機能面を向上させるための工事になります。リノベーションとリフォームの違いと似ているという方もいますね!
以上が大規模修繕工事の基礎的な知識となります。2章では、大規模修繕工事の具体的な内容について紹介していきます!
大規模修繕工事の主な内容を紹介!
2章では、大規模修繕工事の主な内容について紹介していきます。詳細は下記の通りです。
・仮設工事
・外壁工事
・鉄部工事
・防水工事
以上が大規模修繕工事で行われる主な工事の内容となります。それでは、工事ごとの具体的な内容を見ていきましょう!
「仮設工事」
メインとなる工事を行う前に必要な工事になります。主に、従業員が作業するための足場や事務所、資材置き場の確保など、建物というよりは安全面を考慮した準備といえます。
「外壁工事」
外壁(外観のタイルやコンクリート)工事は、主に外壁塗装や外壁洗浄のことを指します。汚れや異物などを除去し新しく塗装することで、外観の美化や傷を修復します!
「鉄部工事」
錆び落とし(ケレン)を行った後に、下塗り、中塗り、上塗りを行っていく工事です!特に、ケレンはキレイに塗るためには重要な工程であり、その仕上がりによってその後の工程の出来も変わってくるといわれています。
「防水工事」
屋根や外階段、バルコニーなど主に水が溜まりやすいところの防水処理を行う工事になります。主にシート材を使用するシート防水や防水機能のある塗料を使用する塗膜防水(ウレタン、FRP)、合成繊維不綿布にアスファルトを染み込ませて、周りにもコーティングしたシート状のルーフィングを使用したアスファルト防水など三つの防水方法があります。
上記の工事内容は依頼先(管理会社や建築した会社)と打ち合わせした時に必要な知識となりますので、ぜひ覚えておきたいですね!
3章では、大規模修繕の主な流れを紹介していきます。
大規模修繕工事の主な流れを紹介!
大規模修繕工事を行う上で、主な流れを把握していないと工事の時間が長引き、住んでいる住民にもご迷惑がかかるのでしっかり覚えておくことが大切です。大規模修繕工事の主な流れは下記の通りです!
①修繕委員会(管理組合)を発足
②設計事務所(コンサルタント)を選定する
③どこの工事を行うか決める
④工事会社を決定
➄総会決議
⑥工事を開始
⑦工事完了
⑧アフターケアー
以上が大規模修繕工事の主な流れになります。
まずは住民のアンケ―トを元に修繕委員会を発足し、建物調査を行うためにコンサルタントに依頼をします。
次に、工事内容を決め工事会社に依頼し、工事契約については総会決議で具体的な工事の契約や予算などを決定します。
最後に、これまで決めた工事内容や工事契約、予算を元に工事を開始し工事完了まで行っていきます。工事が終わった後はアフターケアなどを受けて一通りの流れが終了ということになります。
また、期間は「計画から着工」と「着工から工事完了」までで期間が異なります。具体的には、大規模修繕工事は準備期間が1年から2年で、そこから工事を開始し完了するまで3年かかると覚えておきましょう。
さらに、準備期間は建物全体の状態をしながら、部分的にどこの修繕が必要か確認が必要になりますので、管理組合と依頼先(管理会社や建築した会社)と事前にしっかりと打ち合わせすることをおススメします!
4章では、皆さんが知りたい大規模修繕工事を依頼すべき会社の特徴について紹介していきます!
どんな会社に大規模修繕工事を依頼すればいいの?
では、どんな会社に大規模修繕を依頼すればいいのでしょうか。おススメの会社の特徴は下記の通りです!
・大規模修繕の実績が豊富
・修繕提案がしっかりしている
・地域密着で口コミの評価高い
・アフターケアーが充実
上記の特徴を持つ工事会社は、大規模修繕を依頼するうえで欠かせないポイントとなります。大規模修繕の実績やアフターケアが充実しているのはもちろんですが、修繕提案が明確で準備から工事完了までスムーズに行えることも大切です。
ただ、「地域密着じゃなくて信頼できる大手の企業の方が良いんじゃない?」と思った方もいると思います。たしかに、大手の企業も実績が豊富でアフターケアがしっかりしています。しかし、予算は地元の密着型の工事会社に比べて高くなる傾向がありますので、地元密着型の工事会社をおススメします!
まとめ
今回は、大規模修繕の基礎知識から主な内容、具体的な流れ、依頼すべき工事会社の特徴などを紹介しました!
今後、大規模修繕工事を検討している方は、行う上で必要な知識ばかりになりますのでぜひ参考にしていただけたらと思います!
ちなみに、株式会社ジェネシスジャパンでは、上記のおススメできる会社の特徴をクリアしている「まるなげ調査隊」を運営しています!この機会にまずはお気軽にご連絡くださいませ!
その他、「リノベーション」や「雨樋工事」、「屋根工事」なども行っていますので、そちらを希望の方も大歓迎です!