長く続いた梅雨がやっと明けて、暑い夏の季節がやってきましたね!ですが、この暑い夏の季節にも、まだ油断はできません。それはなぜか?度重なる台風が待っているからです。
今回は、台風によって引き起こされるお家の被害を出さない・被害が出てしまった時のポイントをご紹介したいと思います。昨今、地震や台風などの自然災害が全国的に非常に多く発生しており、特に台風に関しては夏から秋にかけて必ず上陸してきます。
そもそも、なぜ台風でお家は壊れてしまうのか?台風によってどのような被害が発生するのかを解説させていただきます。
なぜ台風でお家は壊れてしまうのか?
簡単に説明すると、台風が時間をかけて壊しているからです。もちろん台風に意思はありません。みなさまが想像する台風と言えば、強い風・強い雨を想像すると思います。実際その通りです。ニュースなどでも最大降水雨量や最大瞬間風速といったワードを目にしたり、耳にしたりすると思います。ですが、もう一つ注目してほしいのが台風が移動する速度です。移動速度が遅ければ遅いほど、雨の降る量が多くなり、土砂崩れや洪水などの影響が出ます。また、風も長時間にわたって吹き続けるので、屋根や外壁、雨樋などに大きく影響してきます。
また、地球温暖化などの影響によって大型の台風が発生・移動速度も年々ゆっくりになっており、更なる被害も発生してくるといえます。台風によって主にどのような損害が多いかを3つご紹介します。
- 圧倒的に被害が多いのは屋根!
- 台風によって起こる被害でもっとも多いのが屋根です。屋根には瓦やスレート、アンテナ、板金、ソーラーパネル等が乗っかっており、風の影響を非常に受けやすくなっている為、瓦やスレートが剥がれたり、割れたりしてしまいます。そのような損害が発生してしまえば、雨漏りするリスクも高まります。
- 飛来物による破損・損害
- 台風は強力な風を持ち合わせております。樹木や看板、置き型の物置や自転車等どんなに重い物でも、簡単に倒してしまうほど恐ろしいものです。先ほど、台風の被害で一番多いのが屋根の破損とお話しさせていただきましたが、それに伴って割れた屋根材が外壁や窓・車などに直撃し、破損してしまうケースも非常に多くなっています。
- 雨漏り・浸水
- 台風は尋常ではないほどの豪雨で、かなりの降水量を持ち合わせております。その為、水が溜まりやすい地域では洪水などが発生したり、土砂崩れや川の氾濫なども発生してきます。これにより、床下の浸水や陥没などが起こってしまいます。また、屋根は雨水を真っ先に受け止めていますので、屋根材が壊れていたりすると雨漏りに直結してしまいます。
このように、お家に数多くの被害をもたらす台風ですが、みなさまが建てられた・ご購入されたお家は、それなりに予算や費用をかけているかと思われます。住まわれてからは、できるだけメンテナンスにかける費用を少しでも抑えたいと考えていますよね?雨漏り等が発生してしまっては、直す費用が大きくかかってきてしまい、余計な出費なってしまいます。ですが被害を事前に防ぐ・最小限に抑えることもできます。
台風前には屋根や外壁の点検をしておく
まずは、お家が台風を乗り越える・耐えるコンディションにしておくことが重要です。屋根や外壁というものは、お家に住む方を守るために必要なものですが、台風のような雨や風・雪・暑い日差しなど常に過酷な環境化にさらされ続けております。そのため、至る所で劣化が発生し、その劣化部分が台風によって一気に被害が拡大してしまう恐れがあるのです。このような被害を防ぐためには、事前にプロによる点検・メンテナンスが非常に大切です。
- 雨戸やシャッターを取り付ける
- 台風による被害で、強風で物が飛来して窓が割れてしまったケースも多くあります。お家の周囲に飛ばされそうな物を片付けたとしても、隣宅などから飛来してくることも珍しくありません。このような被害からお家を守る為には、雨戸やシャッターなどを取り付けすることをおすすめします。
また、取り付ける予算が無い・時間やタイミングが無い場合は養生テープで【✖】を貼りつければ、ガラスが割れた時の飛散が最小限で済みます。また、段ボール等で内側から抑えつけておくと良いでしょう。 - 土嚢(どのう)で浸水対策
- 玄関先や敷地入口などに土嚢を積んで雨水の浸入を防ぐのも大切です。また、豪雨によって雨水が下水道に逆流してくる場合もあります。キッチンやトイレなどの排水溝を土嚢や水嚢で塞ぐことも忘れないようにしましょう。
その他、植木の取り込みや置き型の物置の固定を確認しておきましょう。そして、いざという時の防災グッズの準備も忘れずに用意しておきましょう。
台風が過ぎ去った後
台風が過ぎ去った後も十分に警戒してください。ぱっと見、「何の損害も出てないから大丈夫」と思わずに、必ず点検をしておきましょう。台風は1回だけではなく2回、3回と続けてくることもあります。損害の早期発見がお家を長く保つ・永く住むにあたってとても大切です。
では、損害を発見・発生した時にはどうすれば良いか…?
- 火災保険などの各種保険に加入しているかを確認しましょう
- 台風による損害をカバーできる火災保険は、契約内容に“自然災害”という項目があります。もちろん、台風だけではなく、突発的な風や雹・雪などにも対応しております。そして修理にかかる費用を保険金でまかなえる可能性がありますので、今一度、ご加入されている保険会社や保険の契約内容を確認しておきましょう。
まとめ
台風が発生した際に、対策をとるかとらないかでお家の被害は大きく変わってきます。もちろん被害が無いのが一番ですが、年々台風も大型で強力なものになってきています。その中で被害を最小限にとどめることが大切ですし、なにより現状のお家の状態を把握しておくことが、大きな被害などのリスクを抑えることに繋がります。
台風前・後で点検・メンテナンスを行い、快適な生活をしていきましょう!
ではまた!